お知らせ

  1. HOME
  2. お知らせ
  3. リハビリテーション部内勉強会のご報告
取り組み 2025.06.30

リハビリテーション部内勉強会のご報告

[ 渡辺整形外科病院 ]

<目的>

肩関節周囲炎に対する運動療法の考え方

<内容>

1)開催日:R7年6月12日・6月27日

 

2)時間:一回目:40分 二回目:50分 

 

3)勉強会内容

 ①肩関節周囲炎について

 ②拘縮の病態について

 ③拘縮に対する治療の考え方について

 ④肩関節の運動療法について(実技も含め)

 

 

<まとめ>

今回、肩関節周囲炎に対する運動療法について勉強会を開催しました。まずは、肩関節周囲炎について学習しました。肩関節周囲炎は、関節包や靭帯、滑液包、腱板などの組織に炎症が起きることによって発症します。明確な外傷がなくても、加齢や代謝異常、過負荷などが関与すると言われています。次に、拘縮が完成するまでの病態変化やその拘縮の治療について再学習しました。拘縮は、組織の癒着などの構造的な変化や疼痛や筋の過緊張、滑走障害などが原因になります。治療の注意点の例として、安易なROM訓練をすることで、組織を破壊してしまい、さらに疼痛を助長してしまいます。そのため、時期や症状を考慮し、常に評価しながらアプローチしていくことが大事であると再認識しました。最後に、肩関節の運動療法として、腱板に対するアプローチや肩関節周囲の靭帯や関節包に対するアプローチについて実技練習を行いました。

今回の勉強会では、実技も交えながら、多角的な視点で理解を深めることができました。今後も、実践に役立つ学びを積み重ねていき、今後の臨床に活かしていきたいと思います。